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子育て支援制度が充実している会社、どう探す?

 

仕事と育児の両立は、時間的にも体力的にもなかなか難しいものです。ましてや、ひとり親となればその難易度はさらに上がるでしょう。どうせ仕事を探すなら、子育てしやすいようサポートしてくれる会社を見つけたいですよね。その探し方について解説します。

著者 馬場愛梨

子育てのしやすい会社の条件とは

子育て支援制度が充実している会社、どう探す?
(画像=Gonzalo Aragon/shutterstock)

子育てを積極的に応援してくれる会社には、男性も女性も育児休暇が取れる、時短勤務が認められている、残業時間が少ない、子育てを理由に退職する人が少ない、などの特徴があります。

たとえ会社案内に「育児と両立可能!」「ママも活躍!」などと書いてあっても、本当にその職場が子育てを歓迎してくれる雰囲気なのかは、外からだけではわかりにくいものです。

そこで参考にしたいのが、「くるみんマーク」など、その会社自身ではなく外部が客観的にその会社の働きやすさについて評価した指標です。詳しく見てみましょう。

厚労省の「くるみんマーク」をチェック!

厚生労働省では、一定の基準を満たす企業を「子育てサポート企業」として認定しています。その目印が「くるみんマーク」です。「くるみんマーク」よりもさらに高い水準の条件をクリアすれば「プラチナくるみんマーク」になります。

くるみんマークの認定基準は全部で10項目あり、そのすべてをクリアする必要があります。例えば、「計画期間において、男性労働者のうち、配偶者が出産した男性労働者に占める育児休業等を取得した者の割合が7%(プラチナくるみんは13%)以上」「計画期間において、女性労働者の育児休業等取得率が、75%以上」「フルタイム労働者の時間外や休日の労働時間の平均が各月45時間未満」などです。

プラチナくるみんはさらに、「出産した女性労働者のうち、子の1歳誕生日に在職(育休中を含む)している者の割合が90%以上」などクリアするべき項目が増え、基準が厳しくなります。

「くるみん」や「プラチナくるみん」を取得した会社は、そのホームページや会社パンフレットなどにそのマークの記載が認められます。厚労省のサイト「くるみん認定及びプラチナくるみん認定企業名都道府県別一覧」からくるみん取得企業一覧をチェックすることもできるので、ぜひ確認してみましょう。

くるみんだけじゃない!厚労省の優秀企業表彰制度

厚労省では、「くるみんマーク」以外にもさまざまな方法で子育て支援に積極的な企業を実名で列挙しています。

例えば、厚労省のサイトで「均等・両立推進企業表彰受賞企業一覧」と検索すると「ファミリー・フレンドリー企業」「均等推進企業」それぞれの優秀企業がその受賞理由とともに掲載されています。これらは、育児や介護などの事情がある人でも働きやすい環境を整えている企業を称えるものです。

厚労省はほかにも、男性の育児休業取得を奨励する「イクメン企業アワード」や部下の育児と仕事の両立を支援する管理職を表彰する「イクボスアワード」などを行っていて、サイト内で過去の受賞企業を確認することができます。

女性が活躍できると認定された企業に与えられる「えるぼし」「プラチナえるぼし」というマークもあります。厚労省が運営する「一般事業主行動計画公表サイト」の「行動計画・取組を検索する」というコーナーでは、ここまでに挙げたマークや受賞歴のある企業をまとめて検索することができます。地域や業種で絞ることもできるので、一度チェックしてみるとよいでしょう。

まだまだある、「子育て応援企業」を探す方法

厚労省だけではなく、島根県の「しまね子育て応援企業『こっころカンパニー』」や兵庫県明石市の「あかし子育て応援企業」などのように、都道府県や市区町村が独自に子育て支援に積極的な企業を認定している場合もあります。

都市部の有名な大手企業だけでなく、地元の中小企業でもしっかりサポートしてくれる企業はありますので、お住まいの自治体のホームページなどに掲載されていないかチェックしてみましょう。

そのほか、「にっぽん子ども・子育て応援団」というサイトでは、子育て応援に積極的な企業が「企業サポーター」して掲載されているほか、子育て関連の支援を行うNPO団体の一覧を見ることもできます。気になる会社で実際に働く人の口コミを見られる「openwork」などのサイトも参考になりますよ。

安心して子どもを育てられる環境を見つけよう

入社してから「こんなはずでは……」とつらい思いをせずに済むように、できるだけ事前に職場環境について知っておきたいところです。ここで紹介したマークや企業リストなどを参考にしつつ、採用面接でも気になっていることを質問してみるとよいでしょう。本当に良い会社なら、嫌がったりせずきっと丁寧に教えてくれるはずです。

子どものためにも自分のためにも、育児も仕事も両立しようとしている自分を応援してくれるような職場を見つけられるといいですね。