仕事・キャリア

子育てと仕事の両立……苦しいときを乗り越える先輩ママの名言5選

 

シングルマザーの1日は息つく暇もないほど忙しいものです。朝から夜寝るまでフルに動き、疲れも飽和状態、子どもにやつあたりして自己嫌悪に陥る、こうした経験がある人も多いでしょう。そんな働くママにとっては、先輩ママたちの言葉がパワーとなるかもしれません。筆者も働きながら育児をしているママの1人として、いろいろなママさんから言ってもらった言葉に何度も救われています。その中からいつも心に留めている言葉を5つ紹介します。

著者 續 恵美子

先輩ママの名言1:お腹がすいたら勝手に飲むから。

子育てと仕事の両立……苦しい時を乗り越える先輩ママの名言5選
(画像=Yuganov Konstantin/shutterstock.com)

「1日ぐらい(ミルクを)飲ませなくても死なない。お腹がすいたら勝手に飲む」

もうすぐ育児休暇が終わるというころの話です。子どもを保育園に預けるにあたり、ミルクを飲ませる訓練がうまくいかず焦っていたとき、先輩ママさんに教えてもらいました。それまでは母乳だけで哺乳瓶でミルクを飲ませたことがなかったために、なかなか受け付けてくれず、ミルクの温度を変えたり哺乳瓶を変えてみたり……。

いろいろな方法を試していましたが、子どもはミルクを飲まずに泣くばかりでした。結局根負けして母乳を与えてしまいます。堂々めぐりで訓練は先に進まず、焦りとストレスで泣きたくなってしまったものでした。そんなときに言われたこの言葉。心を鬼にして思いっきり泣かせた結果、それまでの拒絶がウソのように飲んでくれたのです。

ミルクに限らず、はじめての育児ではわからないことだらけです。しかし、経験してみれば何でもないこともあります。焦ってアレコレとあわてふためくのではなく、自然の摂理に任せてみると楽になることもあるようです。

先輩ママの名言2:いっぱい抱っこしてあげて

「あっという間に抱っこできないぐらいに大きくなるから、いまのうちにしっかり抱っこしてあげて」

仕事や保育園の送り迎え、買い物、洗濯、食事の支度……と体がクタクタになっていたときに先輩ママが言ってくれた言葉です。日々、子どもは成長していきますが、逆にママは体力を奪われ肉体的疲労も半端ではありません。子どもとのスキンシップが大切なことはわかっていても、ゆっくり横になりたいと思うときもあるものです。

それでも、いましかできないこともあるなら、1日1日の子どもとの時間を大切にしなければ……と頑張る力を与えてくれました。子どもがだいぶ大きくなったいまでも、この言葉を思い出しますが、本当に子どもの成長は「あっという間」。あのときの少しの奮起が、いまの子どもの成長につながっているのかと思うと感慨深いものがあります。

先輩ママの名言3:子どもがちゃんと教えてくれる

「私がダメなママだってことは、子どもはわかっているから、子どもがちゃんと教えてくれる」

子どもにどれだけ手をかけたいかは人それぞれに違います。しかし働きながら育児に頑張るママたちは、母親業もきっちりこなしたいと考える傾向があるようです。だからこそ、仕事に集中してお迎え時間を忘れるなど、うっかりミスが重なると自分を責めることもありますよね。そんなときに先輩ママが言ってくれたのがこの言葉でした。

「私がいつもうっかりしているから、子どもが自然にしっかりして、行事予定なども携帯のアラームのようにきちんと伝えてくれるようになった」と笑いながら話してくれました。気負いを捨てて無理なものは無理と認めてしまえば、気持ちも楽になるかもしれません。

先輩ママの名言4:いまでも膝の上に乗ってくるよ

「『ウザい』とか言われるときもあるけど、食事のあとはいまでも私の膝の上に乗ってくるよ」

子どもが成長し、プチ反抗期に入ってくると親側の疲れ方も変わってくるでしょう。乳幼児のころは「仕事で疲れているのに子どもの世話をしないといけない」という肉体的な疲れでした。しかし、ある程度子どもが成長し親に対して反抗的な態度を取るようになると精神的な疲れに変わります。

ちょうどそんな後者の疲れを感じていた筆者に言ってくれた先輩ママの言葉です。子どもが大きくなって偉そうなことを言うようになっても、子どもにとってママは甘えたい存在なのだそう。甘えてくれる子どもの存在に、仕事や子育てで張り詰めている心も溶けて、頑張ろうと思えるのではないでしょうか。

先輩ママの名言5:いつか自分で自分をほめられるときがくる

「よい母親だったかどうかはわからないけど、働きながら子どもを育て上げ、無事に定年を迎えた自分を自分でほめられます」

これは最近定年を迎えられた大先輩ママさんが言われた言葉です。子どもが生まれてからもずっと働き続けていた彼女ですが、2人のお子さんたちは現在社会人として活躍されています。昨今ではイクメンも増えてきていますが、当時の子育ては主に母親の仕事。仕事と育児の両立の大変さに、泣きたくなることも何度あったかわからないとのことでした。しかし、すべてをやり遂げた後では、それも良い思い出のようです。

まだ子どもが小さなうちは、「あと十何年こんなつらい思いが続くのだろう」と思ってしまうかもしれません。しかしいつの日か自分も、彼女のように自分自身をほめたたえ、堂々と自慢できるようになれればいいなと思うと頑張れます。仕事と育児の両立は時間の余裕がなく大変なものですが、それ以上に精神的な余裕のなさが、苦しさ、つらさにつながってくるのではないでしょうか。

先輩ママの言葉を支えに

ときどき先輩ママの言葉を思い出してみると「大丈夫だよ」となぐさめられ、救われる気持ちになるものです。子どもが生まれたときから独り立ちするまでの各ステージで、仕事と子育ての両立の大変さは内容が変わってくると思いますが、これからも大切な子どものために頑張っていきましょう。