子どもの誕生日が近づいてくると、成長をしみじみ感じ、誕生日プレゼントは何にしよう、どんな日にしてあげようか、と親心に考えるものです。幼児教育に関心が高まるいま「一緒に楽しく遊べて、知育にもなる、かわいいプレゼントがいい!」というママも多いはず。そんなママにおすすめしたい、子どもの誕生日プレゼントにぴったりな知育アイテムを、年齢別に紹介します。
著者 ママスマ編集部
目次
知能・知識を伸ばす「知育」

「知育」とは、知能や知力を育てる教育のことです。知力とは、知識を働かせながら想像し、判断する力のことで、「徳育」「体育」とあわせて「三育(さんいく)」とも呼ばれます。
知育の目的は、単に“頭のよさ”を鍛えることではなく、思考力や判断力、発想力などといった「知的能力」を総合的に育成するものです。「知的能力」を育てることは、子どもの心を豊かにし、創造的な感性を磨くことにつながります。
知育は、とくに脳が急成長すると言われる3歳までに始めるのが効果的とされており、幼児向けの知育アイテムは多種にわたります。年齢に応じた知的好奇心をうまく引き出しながら、本人が楽しく遊べるものを選ぶのがおすすめです。
以下、知育に役立つ、プレゼントにぴったりのアイテムを年齢別に紹介しましょう。
0~1歳は「五感」を刺激する絵本やメリーがおすすめ
赤ちゃんの脳は、1歳になるまでの1年間で急成長します。とくに「見る・聞く・触る」などの感覚がとても敏感で、五感を使って多くのことを学ぼうとします。赤ちゃんが、すぐモノを口に入れてみたり、音が鳴るほうをじっと見たりするのは、いろいろな体験を知識として吸収しようとしている証拠です。
この時期におすすめの知育プレゼントは、「絵本」や「音が鳴るもの」です。
0~1歳児におすすめの知育絵本
- 『しましまぐるぐる』 (学研プラス)
- 『もいもい』(ディスカバー・トゥエンティワン)
「絵本」は年齢を問わずおすすめですが、とくに1歳までは、物語ではなく、オノマトペを使ったような絵本のほうが、より子どもを飽きさせずに聴覚を刺激します。また、この時期の子どもは、視力がまだ十分に発達していないので、カラフルな絵本や、色の違いがはっきりとわかるおもちゃのほうがよいでしょう。
0~1歳児におすすめの知育玩具
- メリー(タカラトミー)
- モビール(HABA)
- SEボール(SELECTA)
さらに、音が鳴ったり揺れたり動いたりするメリーやモビールなども0歳児の知育にぴったり。ただし、赤ちゃんのころはとくに口で触感をたしかめようとするため、誤飲の危険が常にともないます。小さなものは避けて、安全な材質のものを選ぶようにしましょう。
また、ミルクをあげているときなど、おもちゃで遊んでいるとき以外にも日常的にきちんと目を合わせて話しかけてあげたり歌ってあげたりすることで、知能や知力を発達させることにつながります。
2~3歳は手や指先を使う「微細運動」を促そう
2歳ごろからの知育には“手や指を使った微細運動”がおすすめです。このころになると少しずつ自分で指先のコントロールができるようになってくるので、手先を使わせる知育グッズを積極的に取り入れてみましょう。例えば積み木やブロック、ビーズ、パズルがおすすめです。また、粘土なども創造力を育みます。
2~3歳児におすすめの知育玩具
- レーシングビーズ(PLANTOYS)
- カラフルパズル(ジョージラック)
- マグフォーマー(ボーネルンド)
- かんてんネンド(ボーネルンド)
さらに、3歳になるころには「はさみ」などの道具も徐々に使えるようになります。お箸の練習などをこの時期から始めることも多いですが、この時、ママが教え込もうと頑張りすぎないようにしましょう。子どもに苦手意識をもたせてしまうことにもなりかねないからです。本人の興味をゆっくり見守りましょう。
4~5歳は「ものづくり」で好奇心を育もう
4~5歳は、幼稚園に通い始めたり、習い事などを始めたりと、家族以外との人間関係も一気に増えてくるころです。自分の意志だけでなく、相手の気持ちも考えなくてはならない機会も徐々に増え、人への思いやりの気持ちにつながる協調性や想像力を育みたい時期にもなってきます。
この時期には、友だちと一緒に何かを作ったり、「ごっこ遊び」をしたりできるものがおすすめです。また、4歳あたりからは文字や数字に興味を持ち始める子どもも多いので、数字やひらがな、アルファベットに親しめるデザインの知育アイテムもよいでしょう。
4~5歳児におすすめの知育玩具(ごっこ遊び、文字や数字に親しむ)
- ままごとキッチン minicook(smart-i)
- マグネット知育玩具ABC(tiger Tribe)
- 木製100だまそろばん(学研ステイフル)
- 育脳タワー(森の遊び道具)
さらに成長して5~6歳になると、だんだんと「空間」というものが認識できるようになるのが特徴です。立体パズルなど、組み立てたり組み合わせたりして遊べるおもちゃも知育にとてもおすすめです。
4~5歳児におすすめの知育玩具(組み立て、組み合わせ)
- サイロバ ピッコリーノ(サイロバ)
- クリアドラ・ツイストレールセット(ボーネルンド)
- ピタゴラス ひらめきのプレート(ピープル)
「知育」にはママが一緒に遊ぶことが大事
当然ながら、子どもの性格によって興味をひかれるポイントや得意なことが異なるので、よかれと思って知育アイテムをプレゼントしても、ママの思い通りに遊んでくれるとは限りません。
しかし、知育は、いわゆる算数や国語のような勉強を英才教育することではないので、本人が自分で考えて楽しく遊べればそれでよいのです。子どもを否定したり急がせたり、比較したりしてはいけません。
知育におけるママの役割は“一緒に楽しむこと”です。子どもはいつもママの表情を見ています。ママが一緒に楽しんでいる様子をみて、子どもは自然と「楽しい」と感じるようになり、それを繰り返し体験することで集中力が鍛えられ、結果として「知育」につながります。
かわいい知育グッズをプレゼントしたら、ぜひママも子どもと同じ目線になって一緒に楽しんでみてくださいね。
【関連記事】
・【無料eBook】わが子のための養育費のすべて - 離婚を考えたときに読みたい
・母子家庭がもらえる奨学金とは?教育資金が足りないときの調達方法もチェック
・子どもに情緒不安定の兆しを感じたら。悩む前に知っておきたい対処法
・どう応える? 子どもの「学校に行きたくない」問題に直面したとき、知っておきたいこと
・「どうしてお父さんがいないの?」に答える先輩ママの名回答
・リアルシングルマザー いまどきの恋愛事情