お金・養育費

将来どのくらいお金がいるの?離婚を考えたときに見直したいシングルマザーのライフプラン

 

「離婚後の生活費は?」「子どもの教育費はどのくらい必要?」これからシングルマザーになる女性にとって、将来のお金に関する悩みは尽きません。思わずため息がこぼれたり、頭がパンクしそうになってしまったり…。こんな時は、一度状況を整理するためにライフプランを作ってみましょう。今回は、離婚を考えている働くママに向けて、簡単にできるライフプランの作り方をご紹介します。

著者 緒川 棗

目次

  1. シングルマザーになる前にライフプランを作る意味
  2. 簡単3ステップでライフプランを作ろう
    1. ステップ1:横軸、縦軸に項目を入力します。
    2. ステップ2:各年の数字とライフイベントを入力します。なるべく厳しめに見積もっておいた方が安心です。
    3. ステップ3:合計欄、年間収支のセルに数式を入れます。
  3. ライフプランを作ったら定期的に見直しを
  4. 将来が見えることは現在の安心感につながる

シングルマザーになる前にライフプランを作る意味

将来どのくらいお金がいるの?離婚を考えたときに見直したいシングルマザーのライフプラン
(画像= takasu/stock.adobe.com)

離婚を考える時、「生活が厳しくなったとしても、現状から抜け出したい……」と考える人は多いでしょう。しかし、実際に生活が始まると、時間とお金のはざまで苦しむことになります。子どもとの時間を優先すべきか、少しでも生活費を稼ぐべきか……。これはシングルマザーにとって永遠のテーマです。

そんな時、新たに作る離婚後のライフプランは1つの判断軸になります。ライフプランは、収入・支出・残高を記載するので、今後の人生でどのくらいのお金が必要なのか、どのくらいのお金を貯金できるのか、ひとめでわかります。

ライフプランを作っておけば、迷った時も、不安に駆られることなく冷静な判断ができます。

「5年後までに〇〇万円の貯金がいるから、このくらい働こう」 「現状の貯金額はプラン通りだから、心配はない。子どもとの時間を優先しよう」

ライフプランは、シングルマザーにとってお守りのようなものなのです。

簡単3ステップでライフプランを作ろう

続いて、エクセルを使って3ステップでライフプランを作る方法をご紹介します。

将来どのくらいお金がいるの?離婚を考えたときに見直したいシングルマザーのライフプラン
(画像= ライフプラン_re)

ステップ1:横軸、縦軸に項目を入力します。

  • 横軸:西暦を入力します。
  • 縦軸:自分の年齢、子どもの年齢、ライフイベント、収入項目、費用項目、年間収支、貯蓄残高をそれぞれ入力します。

ステップ2:各年の数字とライフイベントを入力します。なるべく厳しめに見積もっておいた方が安心です。

  • 西暦と年齢:オートフィル機能を使うことで、現在の数字だけ入力すれば将来の数字まで一気に作成できます。
  • 収入項目:年収と養育費を入力し、その他収入には児童手当など受け取れるとわかっている収入を入力します。
  • 支出項目:自分がわかりやすいように設定してください。まず家賃や食費、通信費といった毎月かかる固定費を入力します。ほかに冠婚葬祭費用、帰省代などの突発費用も、その合計額をその他支出に入力します。突発的な費用はいつ発生するかわからないので、年間で見積り、月で割って入力しておきましょう。

ステップ3:合計欄、年間収支のセルに数式を入れます。

  • 貯蓄残高:現在の貯蓄残高に、年間収支を足して計算します。開始年の翌年以降年間収支が前年の貯蓄残高にプラスされるよう計算式を入れてください。

これでライフプランは完成です。

年間の収支がマイナスなら、生活費の見直しが必要です。赤字ではないけれど余裕がないという場合も、万一のケガや病気に備えて、生活費を節約できないか検討しましょう。資格取得や転職で収入アップをはかるのも1つの手です。

ライフプランを作ったら定期的に見直しを

離婚相手から受け取れる養育費や子どもの教育費は、子どもの年齢に応じて変わります。養育費については、裁判所が公表している養育費算定表があります。養育費算定表には、子どもの年齢と人数ごとに、受け取る側の年収・支払う側の年収から算定した養育費の目安が記載されています。

養育費算定表を参考にしつつ、離婚相手ときちんと取り決めを交わしておきましょう。口約束だけでは、未払いになった時に法的手段をとることができないので、公正証書など正式な形で養育費について定めておくことが大切です。

取り決めを交わしたら、それに沿ってライフプランに数字を入力しましょう。

子どもの教育費については、自治体や進学先によっても違ってきます。参考までに、文部科学省の「子共の学習費調査(平成30年度)」の金額を記載しておきます。

▽子どもの1年間の学習費総額


 
公立 私立
幼稚園 約22万円 約53万円
小学校 約32万円 約160万円
中学校 約49万円 約141万円
高校 約46万円 約97万円

ライフプランは、作って終わりではありません。生活しながら定期的に見直すことがなにより大切です。

いざ生活し始めると、シングルマザー向けの手当等を受け取れたり、逆に想定していなかった支出が発生したり、さまざまなことが起きます。また、子どもが習い事を始めたり、両親への援助が必要になったり、家族の状況も常に変化します。

必要に応じてライフプランに項目を追加し、貯金残高とも照合しながら、ライフプランを活用していきましょう。

将来が見えることは現在の安心感につながる

不安になるのは、先が見えないからです。ライフプランにすべて書き出してしまえば、意外と将来への不安は解消されます。

ライフプランを作って現在から将来までのお金の流れが見えれば、あとはどのように対処するかです。現状のままでOKなのか、収入を上げるべきなのか、支出を見直す必要があるのか、1つずつ検討していきましょう。

離婚する前は、不安になることも多いかもしれません。しかし、計画性をもって新生活を始めれば、きっと子どもとの楽しい日々が待っているはずです。ライフプランを活用して、将来への不安を安心感へと変えましょう。

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