
【厳選】ママスマ編集部 おすすめ書籍を紹介
新たな生活に踏み出したシングルマザーの私たち。しかし、足元を見ればお金、教育、仕事、養育費などなど、不安と悩みは尽きません。それらの悩みに対し各方面の専門家、そして先輩たちが、書籍を通してたくさんの知恵を提供してくれています。ママスマ編集部では、そんな知恵とアドバイスの詰まった書籍を厳選、内容を抜粋して紹介してまいります。
目次
行動でウツ抜け10—育児や家事は効率性を目標にしない
POINT1:完璧な自分をめざさない
POINT2:ひとつでもできたらそれでOK
仕事と同じように家事や育児も「きょうは○○をやろう」と決めてしまいがちですが、赤ちゃんのお世話は思うようにいかないことの連続です。そのため、日々のタスクをつくってしまうと、それが達成できなかったときに「きょうは○○ができなかった」とネガティブな思考になってしまいます。
その日にやるべきことを決めず、逆に赤ちゃんのお世話をしながらやりたいことが何かひとつでもできたら、自分をほめてあげましょう。
行動でウツ抜け11— 一時保育や家事代行などのお助けサービスをどんどん活用!
POINT1:心身ともにママに余裕ができる
POINT2:心つらいと思ったときの駆け込み場になる
赤ちゃんのママは私だけだと思うあまり、育児を全部ひとりでやらなければと思いがちのママもいるのではないでしょうか。育児はひとりでは到底できません。
また、身近な家族のサポートが常に受けられるとは限りません。ママの疲労がたまってしまう前にさまざまな支援を活用しましょう。一時保育やベビーシッター、家事代行などのサポートを受けることでママが笑顔でいられるのが、赤ちゃんにとっても一番です。自治体の窓口に聞いてみると、意外といい情報が手に入ることも。
より多くの社会とつながっておくことは、ママにとってもつらいと思ったときの駆け込み場になるため、とても有益なことなのです。
行動でウツ抜け12—それでもつらい、だるいが続くときは思いきって心療内科・精神科へ
POINT1:重症化する前に自分の状態に気づける
POINT2:早めの受診が早期回復のポイントに
産後、気持ちが落ち込む、常に気分が晴れない、体がだるい、眠りたいのに眠れないなど産前の自分と違う状態が続いたら、専門機関である心療内科や精神科を受診してみるのもいいでしょう。なぜなら、産後うつ病と気がつかず長期間がんばりすぎたり、私がうつ病になるはずがないという思い込みから重症化することを防ぐためです。
産後はいままでの生活が一変して、疲れも蓄積されています。決してママが悪いわけではなく、体と環境の変化が主な原因です。専門家に相談することで早期回復につながり、解決策も見つけやすくなります。
行動でウツ抜け13—たばこ、アルコールはプチうつママには厳禁です!
POINT1:産後うつ病のリスクが高まる
POINT2:産赤ちゃんへの健康被害も
喫煙、飲酒はともに産後うつ病のリスクが高まるといわれています。たばこは屋外で吸っていても30分は副流煙が残っているといわれており、最近は衣類やカーテンに残った三次喫煙が問題に。そのため、赤ちゃんの健康にとっても決してよくありません。喫煙しているママは少数派かもしれませんが、できる限りやめるよう心がけましょう。
また、授乳期間が終わり、アルコールを解禁しているママも多いと思います。でも、うつっぽい症状があるときはできるだけ控えて。特に寝酒はおすすめできません。寝るために飲酒をするとクセになりやすく、睡眠の質が下がります。自分のためにも赤ちゃんのためにも控えましょう。
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監修:小野陽子
産婦人科専門医、日本女性心身医学会認定医、女性医学会専門医。岩手医科大学医学部卒業。聖路加国際病院女性総合診療部をへて、東邦大学医療センター大森病院心療内科、対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座に勤務。体と心の両面から女性の健康を支えている。3人の男の子のママでもある。