子育て・教育

子どもに情緒不安定の兆しを感じたら。悩む前に知っておきたい対処法

 

感情の起伏が激しい、または無気力など、子どもの情緒に不安を感じたことはありませんか。今年は、新型コロナウイルスの影響によって自宅で過ごす時間が増え、変化のない日々の中で子どもが情緒不安定になったという声も聞かれるようになりました。

子どもの心を整えるために、家庭で何ができるのでしょうか。調べてみると、ママだからこそできるいろいろなことがわかってきました。

目次

  1. 情緒不安定の状態とは。どんな行動で現れる?
  2. 情緒不安定に陥りやすい時期を知ろう
  3. 子どもにどう接したらいい?できること3つ
    1. ママが子どもにできること1: 否定しない、要求しない。子どもを丸ごと認める
    2. ママが子どもにできること2: 生活リズムを整えて規則正しい生活を
    3. ママが子どもにできること3: 共通体験を増やす
  4. 家を子どもの「安全基地」に
  5. まずは1日数分でも親子の時間を!

情緒不安定の状態とは。どんな行動で現れる?

子どもに情緒不安定の兆しを感じたら。悩む前に知っておきたい対処法
(画像=hakase420/stock.adobe.com)

『広辞苑(第七版)』によると、情緒とは「折にふれて起こるさまざまの感情」とあります。何らかの刺激を受けてわき起こる感情が一定の状態を保てず、いまにもバランスを崩しそうな状態が「情緒不安定」。強いストレスで、心が緊張状態に陥っているとも言えそうです。

子どもは大人より行動に現れやすく、一般的には落ち着きがなくなる、ささいなことで落ち込んだり泣いたりする、攻撃的になる、赤ちゃん返りなどが見受けられるようです。身体面では爪噛み、歯ぎしり、おねしょ、食欲不振などが挙げられます。他の子への意地悪、無視をする、通園・通学を嫌がるなど社会性に影響が出ることもあるため、子どもの変化には早めに気づいてあげたいところです。

情緒不安定に陥りやすい時期を知ろう

では、子どもの様子に変化が出やすいのはどんな時期なのでしょうか。一番注意を払うべきは夏休み・冬休みなどの長期休み明けと言われています。大人でも連休明けの出勤は憂鬱に感じるものですが、子どもが学校生活に辛さを感じていて、登校するのも精一杯だったとしたら、学校に戻らなければならないプレッシャーとストレスは相当なものでしょう。

また、小学校低学年から中学年までの成長過程におこる「中間反抗期」や、小学校高学年~中学生のあいだに体が大人へと変化し、第二次性徴が表れる「第二次反抗期(思春期)」も、情緒不安定な様子が多く見受けられる時期です。

自分の子どもが、上記の時期に当てはまる場合は、いつも以上に気にかけてあげましょう。

子どもにどう接したらいい?できること3つ

情緒不安定な子どもの心に何より効くのは、家庭で安心感を与えてあげることです。ママができることを調べてみました。

ママが子どもにできること1: 否定しない、要求しない。子どもを丸ごと認める

子どもが生まれたばかりの頃を思い出してみてください。赤ちゃんが泣けばすぐに抱き上げ、何を求めているのか、一心に想像を巡らせていませんでしたか。いま一度、同じ気持ちで子どもを見つめてみましょう。

否定の言葉は一切口にせず、小学生までは十分なスキンシップ&対話を心がけます。思春期の場合、生活面で見過ごせない部分があっても、様子が落ち着くまでは親からのさらなる要求は控え、見守りましょう。

ママが子どもにできること2: 生活リズムを整えて規則正しい生活を

体と心は密接に関わりあっています。心を安定させるために、体の調整機能を果たす自律神経とホルモンのバランスを整えることを意識してみましょう。この2つは身体の働きが常に同じになるよう保つ役割をするため、バランスが崩れるとメンタルにも直結します。

難しそうに聞こえますが、決まった時間に寝起きする規則正しい生活を送ることで、自然とバランスは整います。長期休みを過ごす時には特に気をつけたいところです。

ママが子どもにできること3: 共通体験を増やす

親子一緒の体験を増やすことも、子どもに安心感を与えます。といっても、特別なことを始める必要はありません。一緒にご飯を食べる、一緒の時間に寝るなど、生活の中で共に過ごす時間を持てれば十分です。

余裕があれば、野遊びやキャンプなどに出かけてみましょう。子どもを叱る必要がない開放的な場所で過ごす時間は、ママの心も整えてくれるはずです。

家を子どもの「安全基地」に

家や家族が無条件に自分を受け入れてくれる「安全基地」になると、子どもの心は安定し、思い切り活動できるようになると言います。子どもの年齢が上がるにつれ、親が問題に踏み込めないことも多くなりますから、「安全基地」の整備は子どもにとって心強い支援になるはずです。

家が「安全基地」となる条件は、以下の5つです。

  • 安全が保証される環境であること
  • 共感してもらえること
  • 求めているときは応えてくれること
  • 対応が安定していること
  • 何でも話せること

ポイントは、親が子どもに働きかけるのではなく、子どもが親に呼びかけた時にしっかりと応えること。そうしたコミュニケーションを積み重ねることで、子どもの情緒面は発達し、安定していくそうです。

まずは1日数分でも親子の時間を!

子どもが情緒不安定と感じた時、どんなことができるかをご紹介してきましたが、特別なことは1つもありませんでした。小さな子にとっての安全基地はママのひざの上ですし、思春期の子には1日の疲れを癒せる場所があればよいのだと思います。まずは、1日に数分でも子どもとの時間を意識的にとりましょう。この記事が日々を振り返るきっかけになれば幸いです。

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