暮らし・ライフハック

じつはとっても幸せ。シングルマザーになってよかったこと、楽しいこと

 

著者 岸 洋子

シングルマザーになる前は、シングルマザーになると大変そう、というイメージや不安があるかもしれません。しかし、じつは多くのシングルマザーが、心から満足し、幸せを感じています。その理由について、考えてみます。また、その幸せをずっと長く続けるために、考えるべきことを解説します。

目次

  1. 自分の価値観と自分ひとりの意志決定で動ける「快適さ」
  2. 実際に家事がラクになったと感じることも
  3. 将来設計を立てておくと不安にならずに、心から楽しめる
  4. 子どもが巣立ったあとのライフプランも考えたい
  5. 自分で決断できる自由を、充分に活用できる生活に切り替えよう

自分の価値観と自分ひとりの意志決定で動ける「快適さ」

じつはとっても幸せ。シングルマザーになってよかったこと、楽しいこと
(画像=Farknot Architect /stock.adobe.com)

離婚の理由として最も多いのは、女性男性ともに「性格が合わない」です。平成29年度の司法統計年鑑によれば、離婚者申立者の45%がこの「性格が合わない」を申立ての動機としています。つまり価値観の違いであり、金銭の遣い方や育児方針、将来設計など人生の選択肢を決定する際に、夫婦間でどうしても一致できないことが問題となっています。

もしパートナーと「性格が合わない」婚姻関係の場合、あなたの人生の選択肢における意思決定が、自分の意図とは異なってなされてしまうかもしれません。場合によっては、自分の意思を表すときに相手の顔色を見なければならないこともあるでしょう。

しかし、シングルマザーは違います。

よくもわるくも1人で思考を深め、自分で判断し、決定します。責任は伴いますが、自分のペースで物事を判断して進めることができるのです。ここに自由と喜びを感じ、シングルになってよかったと考える女性が多いのです。

実際に家事がラクになったと感じることも

また、これまで家事の多くを担っていた女性であれば、大人1人分の家事が減ることより、食事の支度や片付け、洗濯などがラクになったと感じるようです。

また、分担していた場合でも相手に期待しなくなるため、お願いしていたのにされてないことによる落胆もなくなり、気持ちが楽になったり、近い作業はまとめて行うなど効率化を図れることで、自分の時間が増えるケースもあります。

まだ子どもが幼く手がかかるときや、進路のことで調べ物をしなくてはいけない、準備する書類が多いなど、やることが多すぎて手が回らないときも、自分で優先順位を決めることができます。

もし物理的に時間が足りないなら、たとえば一時的に使い捨て容器を使って洗い物の時間を削減する、総菜を活用して料理の時間を短縮する、ベビーシッターを利用するなど、自力でがんばる以外の選択肢を利用することも、自分の判断でできるようになります。

家事・育児・仕事のすべてに完璧を目指すと、時間も体力も足りなくなってしまいます。しかし、やることが多すぎると回らなくなるから、と割り切ることができ、かえって周囲や外部の力を借りることもしやすくなります。工夫次第で、子どもたちとの時間や自分時間が作れる可能性は広がります。

将来設計を立てておくと不安にならずに、心から楽しめる

このようにシングルマザーは、かえって精神的にラクになり、幸せを感じることも多いものです。しかし、経済的な面ではどうでしょう。やはり自分ひとりの収入になるため、不安が残るかもしれません。これからも働き続けられるのか、病気になったらどうするか、子どもを将来にわたって養い続けられるのか、など、1人で家計を支えることを考えると、不安になることもあるでしょう。

これらの経済的な不安に対し、行政ではシングルマザーを支える様々な手当てや助成制度を備えています。多くの家庭はこれらの制度を上手に利用することで、家計を回しています。ママスマでもシングルマザー向けの助成制度や、養育費を得るための方法をたくさん解説していますので、ぜひ確認してみましょう。

【参考】シングルマザーの生活費はいくら必要?家計管理のポイントも解説
【参考】シングルマザーなら絶対押さえておきたい税制優遇とは
【参考】子育てにはお金がかかる。シングルマザーにやさしい子育て支援制度
【参考】払ってもらえないときはどうしたらいい?養育費について徹底解説!

行政の各助成制度については、基本的にはご自身での申請が必要ですので、情報収集と申請手続きの時間を確保することが大切です。年収が増えると受けられなくなる制度もあるため、現在の手取り収入で受けることのできる助成や割引制度を洗い出し、合計の収入で生活が成り立つかどうかを確認してみましょう。

子どもが巣立ったあとのライフプランも考えたい

毎月が赤字とならない家計の計画を立てられたら、次は子どもが成人になるまでの家計の計画を立ててみます。

たとえば子どもが成人する15年後までに必要な食費、生活費、教育費を確認したとき、もしかしたら助成の一部を一時的に受けられなくなったとしても、年収の高い仕事にすぐ転職したほうがよいケースもあるでしょう。子どもが巣立ったあとも自分の生活は続きます。1人で生きて行くことも想定したとき、傷病手当の額や障害年金、遺族年金、老齢年金など公的年金の額も多くなり、長期的には家計が楽になる可能性もあるからです。

子どもの養育、教育関連の助成は、子どもが成人になるまでのものですが、自分の人生についてはその先も見据えてプランを立てなければなりません。早い段階からiDeCo(個人型確定拠出年金)などを利用し、時間をかけて少しずつ自分の老後資金を賢く運用していくなど準備をしておくと、余計な不安がなくなり、いまをより楽しむことができるようになるでしょう。

自分で決断できる自由を、充分に活用できる生活に切り替えよう

シングルマザーになると、お金について、生活について、教育について、あらゆる判断を自分ですることになります。自分で決めることができるとは、自由を手に入れるということです。多くのシングルマザーがここに喜びを感じると話しています。

人生のさまざまシーンで、自分で決断するためにも、情報収集と考える時間の確保が欠かせません。家事や育児も、お願いできる部分は外部にお願いし、自分の時間を決断に必要な準備に割り当てていくとよいでしょう。自分が1つひとつの判断を納得して行い、満足した生活が送れるようになれば、シングルになってよかった、という実感はますます強くなり、また続いていくに違いありません。

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