『20歳からはじめる 女性の「幸せキャリア」のつくり方』より一部抜粋
【厳選】ママスマ編集部 おすすめ書籍を紹介
新たな生活に踏み出したシングルマザーの私たち。しかし、足元を見ればお金、教育、仕事、養育費などなど、不安と悩みは尽きません。それらの悩みに対し各方面の専門家、そして先輩たちが、書籍を通してたくさんの知恵を提供してくれています。ママスマ編集部では、そんな知恵とアドバイスの詰まった書籍を厳選、内容を抜粋して紹介してまいります。
人生の質とステージを上げよう
人生の「あり方」を決める
働く若い女性はイキイキしていますね。研修会に出たり本を読んだり、積極的に学んでいます。誰かの生き方やことばに感動し、「カッコよく生きたい」「成長したい」と思うことも多いでしょう。
ところが、いったんは「頑張ろう」と決心しても、続かなかったり、「こんなことしていていいのかな」「違うやり方の方がいいのかな」と考え込んだりすることはありませんか。
「根気がない」「能力がない」「やる気がない」と自分を責めがちですが、そうではありません。
考え方の「クセ」に問題があるだけです。
「あの人は特別。どうせ私にはできるわけがない」
「時間があればできるけれど、今の私には無理」
「あれだけ頑張っている先輩も、ちっとも認められていない。この会社、ダメだわ」
不安、心配、不満などの「不機嫌」な心の声が逆風になり、せっかく頑張っていても思うような結果が出ないのです。しかも、無意識に吹いている風。もったいない!!
頑張りが結果につながるためには、心の声を安心、希望、応援などの「ご機嫌」な追い風にすること。
これは、経験や時間、性格の問題ではありません。必要なのは「決断」。あなたが「ご機嫌で生きる」といま、ここで決めること。人生の質とステージを上げると覚悟すると、心の声は変わります。
残念ながら、多くの人はこの心の声に気づかないまま、目の見える「やり方」だけを変えようとします。違う本を読む、別のセミナーに参加する、違う人に相談する、付き合う人を変える、違うやり方をする、転職をする…。
「若いうちは何でも経験」とはいえ、せっかくやる気になったのに自分で足を引っ張るなんて、とてももったいないことですね。
「根拠のない自信」があなたをグッと引き上げる
どんな人とでも、目の前の仕事に「自分はできる」と信じ、安心して挑戦しましょう。
でも、こう言うと、必ず反論があります。
「安心するといっても、大きな実績も経験もないのに、自信なんかないですよ」
「できると言って挑戦して、結局できなかったら、周囲に迷惑をかけますよね」
私もそう思っていました。あなたが組織の中にいるなら、確かにためらいを感じるでしょう。
でも、立ち位置と責任が違う経営者の間ではこう言われています。
「売上1億を目指したら1億しかできないが、同じ人でも5億を目指したら3億を達成する」
実績は、わかりやすく数字や名称で表現されますが、実は「この人はここまでできる」という「信頼」の目安にすぎません。目標を高く置き、走る自分を応援し続けていれば、根拠なんか要りません。実績は、後からついてきます。
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<著者> 響城 れい(ひびき・れい)
株式会社ダブルビーイング代表取締役社長。一般社団法人日本シェアハウス協会理事。ワーク&ライフイノベーター。コミュニケーションコンサルタント。セクハラ対策センター顧問。神戸大学卒業。兵庫県芦屋市出身。ハウスクリーニング運営20年、3,000件以上を施術。「人生を変える掃除講師」として全国の160以上のシルバー人材センターの会員研修を担当。研修実績は警視庁、県警本部、東京ガス、三菱地所、越前信用金庫など。地域密着型家事代行サービス「ワークス」を東京、千歳、仙台、唐津で監修。中国の介護会社「慈愛嘉養老服務」で「日本のおもてなし」研修講師。定年退職前の男性社員を対象に、家庭に居場所を作るための「家庭掃除・収納士資格認定講座」をスタートさせた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)