シングルマザーのリアルVoiceインタビュー Vol.2 後編

前編では子育てしている今が1番幸せかもしれない、と語ってくれたChumiさん。後編はお子様にこうなってほしい、Chumiさんが今後やっていきたいことなど盛りだくさんの内容をお届けします！

1 ひとり親とサービスをつなぐ架け橋になりたい
2 小1の壁を乗り越えるために、在宅ワークを
3 自分の可能性に蓋をせず、自分自身を信じてほしい
4 Chumiさんの大切にしているものをご紹介！

ひとり親とサービスをつなぐ架け橋になりたい

―Felizについて詳しく教えていただけますか。

今年の5月から始めた任意団体で、シンママインフルエンサーを中心に構成されていて、メンバーだけの総フォロワー数とFelizのアカウント全て合わせると、全部で6万5000人以上のフォロワーさんがいるんですけど、おそらく日本で1番のひとり親と予備軍向けの発信力じゃないかなと思っています。

私たちは、世の中にあるシングルマザー向けのいろいろな支援とかサービスを繋ぐ架け橋の役割を担えたらいいなと思っています。

せっかくいろんな公的支援や、こども食堂などのサービスがあるのに、探す時間がないことで知ってもらえないってとてももったいないと思っているので、インフルエンサーが間に入って架け橋になれたらいいなと思っています。

―情報が届いてない方に対して、何か必要な情報を届けるってことですよね。

そうですね、やっぱり情報戦だと思うんです。無知はコストって言葉があると思うんですけど、例えば、知っていれば支援でお米がもらえたのにとか、このサービス知ってたら今こんなに困っていなかったのにとか、いっぱいあると思うんですよね。それをひとり親と予備軍の仲間には、情報をキャッチできなくて損してしまったということがないようにしたいなと思っています。

―Felizは発信だけでなく、イベントなども開催されていますよね。

リアルイベントは今年の1回しかやってないので、年に1回ぐらい開催したいなと思っています。オンラインイベントは8月と12月に毎年開催予定ですね。12月の方は、12月1日に開催予定ですが、お子様も楽しめるような形にしたいなと思っていて、オンラインですけどジャンケン大会して勝った人に景品プレゼントなども計画しています。

▼12/1イベント申込み方法
Feliz公式LINE追加
https://lin.ee/VFzrYen
⇩
リッチメニューイベント申込みより申込み

小1の壁を乗り越えるために、在宅ワークを

―Chumiさんの目標や今後やりたいことは何かありますか？

プライベートの目標は、もう本当にずっとInstagramでも宣言させてもらってるんですけど、「広い家に引っ越したい」です。今、6畳1Kのベランダ無しの物件に住んでるので、こどもが小学校になるまでに、こどもの部屋が作れる2DK以上の物件に引っ越せたらいいな、と思って頑張ってます。

―楽しいですね、広い家に向けて。

そうですね、あとは在宅でできる仕事の幅を増やして脱サラしたいな、と。今、1番を割いてるなって思うところは準社員で働いているアパレルの販売員で、週4の5時間で働いてるんですけど、小1の壁って結構難しいのかなと思っていて。

それまでにはちょっと在宅ワークを本当にメインにしても、こどもの行事だったりとか、体調不良の時だとかっていうのにも、あの小1の壁も乗り越えられるような状態にしておきたいなっていう風に思って頑張ってます。

―今日お話を伺っていて、行動力がすごい方だなと思いました。こういうのをやりたいって、ちゃんと信念があって、そこに向かってずっと走ってきた感じですよね。

そうですね、1番最初は「生活保護抜けたい」でしかなかったんですけど、今は在宅ワークに変えたいので、「脱サラしたい」という気持ちが強いですね。

自分の可能性に蓋をせず、自分自身を信じてほしい

―離婚するにあたって、稼がなきゃ、収入あげなきゃいけないと思いながらも、さっき小1の壁っておっしゃいましたけど、働き方を変えなきゃいけないこともあり、働き続けるってすごく難関が多いなと思いますね。そういった難関があるから「自分は無理！」って思ってしまっている人も、相談員をしていて結構多いのかなと思っています。

私もInstagramの発信をしていて、自分の可能性に蓋をしてるなって感じることがすごく多いです。

―例えばどういう時ですか？

「自分には無理」とか、「私にはできますか？」とか、自分を信じてあげられてない方が多いなって気がしてて。私も始めるまでは本当にできるのかなとか、迷いとか不安とかあったし、今でもあります。でも、今の状況を変えたいっていう思いがあるのであれば、状況を変えるためにできることって行動することでしかできない、変えられないのかなと思うんです。

養育費の悩みも、「このまま支払われるのかな…」って不安でいるよりも、養育費保証に加入することも1つの手だと思うし、不安を消すためには、何かしら自分でアクションしないと。誰かが何かを変えてくれるってことはまずないと思うので、無料でできるところとか無料でできる事とかもいっぱいあるので、まずは情報を掴んで行動してみるってところが大切なんじゃないかなと思います。

―すごい大事なことですよね。行動しないと何も変わらない、本当そうですよね。1歩踏み出せない人って結構いると思うんで、「可能性に蓋をしてる」ってすごいいいですね。

離婚して、こどもを1人で育てていくっていう覚悟をシングルマザーの方は1度はされているので、皆さん行動できる人なんですよ。大半の方が、勇気もあるし、覚悟もできるし、行動もできる人だと思うんですよね。

なのに、蓋をしてしまっているっていうのは、すごくもったいないなと思っていて。せっかく離婚して第2の人生をスタートさせるのであれば、自分が笑っていることで、こどもも笑顔になってくれると思うし、自分の本心と向き合うことで、自分がどうなりたいか、どうしなきゃいけないのかが見えてくるのかなって思っています。

―自分のこと考えようってちゃんと思わないと、意外にできないですよね。

「シングルマザーだから無理だ」って、諦めたりしがちなんですけど、そこから目を背けずに、離婚してなかったらほんとは自分はどうしたかったのか、こどもがいなかったらどうしたかったのかとかも含めて、自分の幸せってなんだろうみたいなところから深掘りしていくと、もしかしたら離婚後の生活が幸せになっていくのかなって気はしますね。

あとは目標としてひとり親の雇用を作りたいと思っています。

―それは本当に、ほしい！結局仕事のところが1番皆さん困っているというか、仕事がないと生活できないので。

そうですね、子育て世代向けの物的支援などのいろんな支援ありますが、子育てが終わった後の、ひとり親に向けたスキルアップのための支援などって結構少ないなと思っていて。

―確かに皆さん、今子育て真っ最中だから、子育てがゴールになっていて、意外と気付かないところなのかなと思いました。

そうかもしれないですね。今の時点でパートしかしていなくて、特に資格やスキルも無い状態で、子育てが終わる40代～50代ぐらいになってきた時に、正社員で働くことって難しいと思うんです。それも貧困が続いてしまう原因の1つかなと思っているので、そういった支援もしていけたらいいなっていう思いで、今は運用代行のお仕事を募集したりする活動にも取り組んでいるところですね。

―私達も養育費保証PLUSというサービスを提供していますが、結局仕事が大事だよねと思っていて。Chumiさんと目指している姿が一緒だなと感じました。

日本一のひとり親支援をしたいですね。