【厳選】ママスマ編集部 おすすめ書籍を紹介

新たな生活に踏み出したシングルマザーの私たち。しかし、足元を見ればお金、教育、仕事、養育費などなど、不安と悩みは尽きません。それらの悩みに対し各方面の専門家、そして先輩たちが、書籍を通してたくさんの知恵を提供してくれています。ママスマ編集部では、そんな知恵とアドバイスの詰まった書籍を厳選、内容を抜粋して紹介してまいります。

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子連れ再婚を親が心配するのは当たりまえ

子連れで再婚することになって実親から反対されている、という悩みを聞くことがあります。身内の反対には2通りのパターンがあります。結婚にまた失敗して本人や子どもが傷つくのではないかと心配している場合と、再婚相手を信頼できずに心配している場合です。

前者の場合には、時間をかければ、いずれ心配は解消されていくと思いますが、後者の場合には、なぜ相手を信頼できないのか、理由を聞いてみるといいでしょう。恋愛に盛り上がっている本人には相手の短所が見えなくなっていることが多いので、冷静な第三者の意見を聞いてみると、意外と、再婚後に出てくる問題を予測することができるものです。

また再婚すれば、子どもの祖父母としての両親の立場にも変化が生じます。離婚後、実家で子育てを手伝ってもらっている場合はとくに、祖父母は孫と別れる寂しさもあり、すぐには再婚を喜べないでしょう。さらに相手にも子どもがいる場合には、新しい孫を受け入れなくてはならない覚悟もありますし、親の気持ちもいろいろと複雑です。

再婚相手のご両親の反対にあっているという相談も多く聞きます。自分も親の立場で考えて、もし娘や息子が「連れ子のいる人と結婚したい」と言ってきたら、心配しますよね?そう考えれば当然のことです。わが子が初婚なら、なおさら心配でしょう。

自分の親や相手の親からの反対は、子連れ再婚においては想定内の障壁です。たとえ再婚に賛成して新しい家族を歓迎してくれたとしても、心のなかでは複雑な思いを抱えているかもしれません。そんな親の気持ちを思いやることも必要です。

反対されてもあきらめずに時間をかけて

親から反対されている場合、強行突破で再婚を進めるのではなく、時間をかけて理解してもらえるよう、新しい家族と親との交流の時間をつくるなどの工夫をしましょう。自分の親に対しては、はっきりと意思表示をすることです。「自分の選んだパートナーなのだから、認めて応援してほしい」と宣言することが大切です。

どうしても認めてもらえない場合もあるでしょう。自分の再婚相手と親が良い関係を築けないと板ばさみになって苦しいものですが、そんなときはパートナーのおかれた立場を理解して、あくまでパートナーを守る態度を示しましょう。夫婦でこの状況を少しずつでもよくするためにどうしたらいいのか話し合うことが、前向きな解決につながります。

時間が解決するということもあります。そのうちだんだんと認めてくれるようになるでしょう。わが家の場合もそうでした。あきらめずに、つねに前向きにがんばりましょう。


 

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【著者】新川てるえ(しんかわ・てるえ)
作家、家庭問題カウンセラー、NPO法人M-STEP理事長。1964年生まれ。離婚・再婚経験を生かし97年にシングルマザーのための情報サイト「母子家庭共和国」を立ち上げる。家庭問題カウンセラーとして雑誌やテレビなどで活躍。著書に『シングルマザー生活便利帳』(太郎次郎社エディタス)、『子連れ離婚を考えたときに読む本』(日本実業出版)など。