LIVE Network by UUUMのライバーにお話し聞いてみた企画第3弾!

ライブコミュニケーションアプリPocochaとYouTube両方で活躍中のみるりーなさんにインタビューを行いました。普段の配信で子育て相談にも乗っている、みるりーなさん、ご自身の子育てを踏まえた、今子育て中のお母さんたちにきっと役立つアドバイスをたくさんいただきました。

みるりーなさんプロフィール
ライバー歴:5年
子ども:2人

仕事のきっかけは子どもの「やってみたい」

―みるさんはお子さまがいらっしゃいますよね。

はい、いま小2と小6の子がいて、4月から中学生になります。

―おめでとうございます!ちょうどバタバタな時期だったのではないでしょうか。

そうなんです、卒業式も先日終わりました。今って、卒業式で袴を着るのが流行っているんですよ。祖母が私のために買ってくれた着物があったので、七五三の時は肩あげをして着せて、肩上げを取ったら卒業式でも着れました。袴は通販で買い、私が着付けました。

―素敵!代々受け継いだものを着せられるって、いいですね!卒業、入学とお子さまのイベントで忙しい最中かと思いますが、みるさんは子育てしながらライバーのお仕事をされているとの事ですね。

はい。ライバーのお仕事とYouTube、またボランティア活動もおこなっています。

―ライバーのお仕事をはじめられたきっかけはなんでしょうか?

実は配信するお仕事を始めたきっかけは、子どもなんです。子どもが「YouTubeをやりたい!」と話していて。YouTubeの動画作成から始めて、LIVEもするようになる中で、子どもと一緒に私も勉強しなければ、という思いもあって私個人もゲーム系のLIVE配信を始め、徐々に雑談配信にも興味を持って今に⾄ります。

―みるさんのプロフィールをみて気になったのが教員免許をお持ちですよね。

はい、美術教育の免許を持っています。高校の時油絵を描いていたのですが、美術⼤学に⾏ってしまうとそれしか学べないじゃないですか。でも教育⼤学へ⾏けば、美術の他にも⼦どもの育て⽅とか含めていろんな専⾨の授業も受けられるな、と。

―プロフィールにも「育てにくい子相談のります」とありますね!実際にリスナーさんの層は、お子さんをお持ちの女性が多いでしょうか。

そうですね、Pocochaではママさんが多いですね。子育ての相談や悩みも受けています。

―どんな相談を受けたりしますか?

例えば「魔の2 歳児」とか「3 年⽣ギャング」とか「思春期の反抗期」などと呼ばれる、いわゆる反抗期がほとんどの子どもで同じ時期にありますよね。その理由がなぜか、わかりますか??

―「自立」でしょうか?

それもよく⾔われるんですが、成⻑に伴って脳内のホルモンバランスが崩れちゃうのが原因なんですよ。⼈って「⼼配しないで」って⾔っても、⼼配を⽌められなかったりするじゃないですか。そういった焦る気持ちとか、落ち着く気持ちとかも全て脳内のホルモンなんです。急に成長する時期は、バランスが取れなくなりがちなので、特に第二次性徴の時期などは顕著ですよね。

脳内でバランスがとれなくなるからイライライライラ。思春期、親に対してなんかイライラが⽌まらない時ありませんでした?(笑)

―ありましたありました(笑)

性格ではなく、脳内ホルモンのバランスだから「あ、今は落ち着ける成分が出にくい時期なんだな」と思うことで、こちらも冷静に対処できるようになりますよね。

⼦どもが冷静な時に、本当はこうした⽅がよかったなっていうのがわかってて⾃分から「あの時はごめんね」と⾔ってくれたり、思ってくれている様⼦があれば⼤丈夫!そこで「気にしなくていいよ」って返せたり、思ってあげることが⼤切かなと。

自分の子育てに自信がなくなってしまった時ほど、子どもの良いところを見つけて褒めてみて!

―リスナーさんの相談に乗っているみるさんですが、ご自身の子育てはどうですか?

いや~⼩さい頃は⼤変でした。私の⼦どもは二人ともこだわりも強くて、特に下の子は、出先で機嫌が悪くなると捕れたてのマグロのように暴れて抱っこも危なくてできないぐらい(笑)お出かけも夫が⼀緒でなければ出来ませんでした。

幼稚園の入園説明会の時も「こっちは行きたくない!」「ここでこうしていて!」と怒ったり泣いたりで説明会場の中に最後まで入れず。入園しても5⽉頃まで「⾏きたくない~」と、駄々をこねていましたが、泣いていても抱っこで連れて行って、そのままバスの先生に預けました。

―入園したばかりの4月5月はよくある光景ですね(笑)

幼稚園の先生にどんな育て方をしたのですか?と聞かれ、お金のかかることと危ないこと以外は基本的に傾聴でやっていました、と言ったところ、それで我儘になってしまったのではないか、とまで言われたのですが、この大変さもただの時期だと、そこまで心配していませんでした。

すると6月にはすっかり収まり、9月の保護者面談の時には何の心配もないと。寧ろ優等生だったようです。

―その後、また反抗期はありましたか?お子さまと喧嘩などはされるのでしょうか?

喧嘩は多少しますね。こういうのが嫌だった、とかできるだけわかりやすく伝えますが、感情的な⾔い方になってしまったり、私が言い過ぎたと思ったら「お⺟さん気持ちが治らなくて同じこと何回も言っちゃうね」とか「具合悪くなっちゃった、寝てくるね」とか冷静になるように対処しています。

⼦育てに関して教育番組も⾒ていましたが、⼦育てって流⾏りがあると思っています。「褒めない育児」というのが昔あったのは知っていますか?

―全然知りません!「叱らない、褒めて伸ばす育児」は聞いたことあります。

アドラー心理学に基づく子育てで「褒めない育児」が流行った時期があって。褒めてばかりだと「良いことをしないと自分は認められない」と子どもが思ってしまい、ミスを恐れ、親に嘘をついたり、指示待ちになったり、媚びるようになってしまう。だから、あんまり褒めすぎないで頑張ったね!とか やったね!というその子に共感したり、ありがとう、と感謝する声掛けをしましょう。というのが流⾏ったんですよね。

でも私はそれには共感できなかったので、自分の子育てには取り入れませんでした。表面的な手法ではなく、何故その手法が選択されたのかの理由がわかれば、回避できると思ったので。

この場合は、子どもが親の顔色を見るようになるのを避ける為に褒めない、ということだったので、褒めつつも、そこの委縮にはつながらないように心がけました。

⼦育てって⾊んな情報があったり、人によっても合う合わないがあると思うので、色々な情報を得つつも、鵜呑みにせず自分の価値判断で取捨選択することが大事だと思っています。

―確かに、自分の母親が話す子育て論と自分が考える子育て論では、考えが違うなと感じる事があります。今の時代は、スマホで簡単に様々な情報を取得できるので何が正しいのか、わからないことだらけですよね。

何が正しいのか、それって子どもの性格によって異なりますよね。やっぱり自分の子どもに合ったのを見つけていく、というのが最善ですね。

「私の子育ては間違ってるんじゃないかしら?」「うちの子どもはわがままなんじゃないかしら?」など、お母さん自身も自信がない時こそ、子どもの良いところを積極的に見つけて、そこを褒めてあげることが、お互いにとって癒しともなり、私は大事だと思っています。

パートナーへは「相談する」を意識して。アサーティブコミュニケーションを。

―今現在共働きかと思いますが、パートナーとは家事分担をされているのですか?

分担、という訳ではないですが、それこそ⼦どもが⼩さい頃は、ママじゃないとダメ!だったので、夫がいる時は常に夫がご飯を作ってくれました。

夫は元々⼀⼈暮らしだったので、ご飯は作れるほうなのかもしれません。カレー等箱ものが多いですが、餃⼦は母親から教わったらしく、⼿で包むところから作っています。今も⼟⽇は夫がご飯を作ります。

―それこそ結構なスケジュールで配信をされてますが、やはりパートナーの協力があって、まわっているという感じですか?

そうですね、あんまり嫌な顔をしないっていうのが1番助かっているかもしれません。配信、配信、って仕事ばかりになってしまうと、「配信やりすぎじゃないの?家族との時間作ってよ」などと⾔われたりして、それがストレスで続けられないという⽅も私の周りにはいます。我が家の場合、夫は今在宅ワークなのですが、昼休憩は必ず12-13時と決まっているので、その間は配信をしないで一緒にご飯を食べる、と決めています。

夫を尊重する姿勢を見せることで、理解も得られるのではないかと思っています。

何の仕事をしていてもそうですけど、家族がいるなかで仕事、仕事、ってなってしまうのも良くないのだろうし、バランスのとり⽅が難しいですよね。パートナーには「相談する」というスタンスを⼼掛けています。

―相談する、ですね。相談のコツとかってありますか?

本当に基本的な話になるんですけど、アサーティブコミュニケーションですね。

―「アサーティブコミュニケーション」とは?

企業研修とかでも取り入れられている手法で、自分と相手を尊重しながらお互いの意見を伝え合うコミュニケーション方法です。自分の言いたいことは我慢しないんだけど、相手にとって受け入れやすいような言い方をする、とかですね。

例えば、うちの夫って、頼まれたことは絶対やらないんですよ。なんで僕仕事しているのにやらなきゃいけないの?って。

―大体そうだと思います(笑)

だから「今⽇これがあって、⼤変!洗濯も今終わったみたいで干さなきゃ、あ!議事録もつくらなきゃ!!」って慌てていると「じゃあ、僕洗濯物干しとくよ。」って返ってくるんですよ。

「やって!」と私が⾔うより、⾃分から「やってあげた!」になるので、こちらも「ありがとう」じゃないですか。

―なるほど!大変だということと、言うべきことは言ってますね。結局は双方相手への思いやりが大切ですよね。

子どもには選択肢を広げてあげて、自分自身で選べる子になって欲しい

―とってもパワフルなみるさんですが、お子様に対して今後母として思うことはありますか??

意識しているのは⼦どもには⾊々な経験をさせて、将来の可能性を引き出してあげたいと思っています。YouTubeについても、⼩さい頃から携わらせてあげて良かったな、と感じています。

子ども自身がやりたいと言い始めた当初は反対をして様子を見ていたのですが、1年経ってもやりたいと言い続けていたとき、「⽬⽴ってしまう事で嫌われてしまう可能性もあるよ」と子どもに伝えたところ、「例え嫌われても、喜んでくれる人もいると思うからやりたい」とまで言ったので、反対するよりは親として応援しよう、とスタンスを変えました。結果、親が管理する中で挑戦出来たのは寧ろ良かったなと。

リテラシーやコミュニケーションも学べますし、将来の夢についても、配信も考慮に入れつつ、他の可能性も色々考えているようです。

これからもやりたいと思ったことはどんどん挑戦させて、⼤⼈になったときの選択肢を広げてあげたい、と思っています。そのなかで「皆に喜んで欲しい」という気持ちは⼤切にして欲しいですね。⾃分で⾒る⽬を養い、⾃分⾃⾝で選べる⼦になって欲しいと思っています。

この先の人生は、まだまだ模索中。働くことは、食べるためだけではなく「誰かの喜び」に繋げたい

―お子さんについてお話いただきましたが、みるさんご自身の夢はありますか?

自分がどんなことに力になれるのか?自分が活かせることは何なのか、まだまだ模索中です。自分の色々なスキルや経験が誰かの役に立てたらなと。

配信では色々な人に関わることができます。色々な出会いから、より自分が生かせる道を見つけ出せたらと思っています。

―最後にこのママスマを見ているお母さんたちに「お仕事と子育ての両立」について、メッセージをお願いいたします。

働くことって、生活のため、は勿論ありますけど「誰かに喜んでもらって」お金を貰うことだと思っています。子育てしながら働くことは、時に子どもや家族に罪悪感を感じる瞬間もあるかもしれませんが、その自分のお仕事が「誰かの役に立っている」と誇らしく思って欲しいです。

―食べるためだけじゃないよ、っていうことですね。

そうです。私のやっているライバーは、ママでも時間が作りやすく、そして自分らしく、誰かに喜んで貰えるという最高のお仕事です。ママになっても「自分らしさ」を追求し、仕事を通じて楽しさや喜びを感じて欲しいと思っています。

今回、インタビューにご協力いただいたみるりーなさんのアカウントは以下からご確認いただけます。
https://www.pococha.com/ja-jp/app/users/2c903ef3-ab29-46f6-9982-e2ee435596ac

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