【厳選】ママスマ編集部 おすすめ書籍を紹介
新たな生活に踏み出したシングルマザーの私たち。しかし、足元を見ればお金、教育、仕事、養育費などなど、不安と悩みは尽きません。それらの悩みに対し各方面の専門家、そして先輩たちが、書籍を通してたくさんの知恵を提供してくれています。ママスマ編集部では、そんな知恵とアドバイスの詰まった書籍を厳選、内容を抜粋して紹介してまいります。

著者 新川てるえ

目次

  1. 経済的に余裕があれば、どちらも引っ越すのがベスト
  2. 一方が他方の家に引っ越す場合の工夫

経済的に余裕があれば、どちらも引っ越すのがベスト

(画像=sewcream/stock.adobe.com)

再婚後の住まいで一番理想的なのは、新居を決めてそれぞれの家族が引っ越しをして、新生活を始めることです。でも経済的には、新居の購入や賃貸契約の費用のほかに、2つの家族の引っ越し代がかかるなど出費が多くなるので、もともとどちらかの家族が住んでいた家に、もう一方の家族が引っ越してくることが多いようです。
私の場合もそうでした。当初は都心に暮らす夫の家に私の家族が引っ越す予定でしたが、もともと私が住んでいた郊外の一軒家のほうが広く、また家賃が安いこともあり、夫には勤務地が遠くなるのを我慢してもらって、わが家に夫家族を迎えることにしました。
どちらかの家に他方の家族を迎える場合、先に住んでいた家族の縄張り意識というものがあり、それが多少なりとも問題になることを意識しましょう。自分の居場所に新しい人を迎えるということは、けっして容易なことではありません。もちろん反対に、できあがっている生活空間に ” 新入り ” として入っていくことも難しいものです。
わが家では夫家族が引っ越してくることになって、私が仕事部屋として使っていた部屋を、継子長女の部屋にしました。それまでその仕事部屋には私の飼い犬が自由に出入りしていましたが、継子の部屋になったとたん、部屋に入ることを禁じられて閉めだされたので、たまに部屋のドアが開いていると、入りこんでわざとトイレをするようになりました。動物なので顕著に表れた縄張り意識だったと思います。

一方が他方の家に引っ越す場合の工夫

どちらかの家に新しいパートナーを迎えるケースでは、元配偶者の影がちらついて気になる、という話もよく耳にします。1章で紹介したように、とくに前パートナーが死別の場合、家に遺影や仏壇、遺品などが残っていることも少なくないようです。
以前の結婚生活を感じさせるものを処分したり、片づけたりしてもらっても、まだ気配が感じられて気になる場合には、たとえば壁紙を張り替えたり家具を新調したり、新しい家族の居場所を感じられるようにする工夫も必要でしょう。
経済的な負担を割りきって新しいところを選ぶのか、経済的なことを優先するのか、家族によって判断は異なると思うので、事前に話し合っておくべきことでもあります。
どちらの場合でも、これからの住まいの部屋割りなどもかならず家族間で相談をして、子どもたちの要望もきちんと聞いたうえで決めるのが理想的です。

子連れ再婚を考えた時に読む本

新川てるえ(しんかわ・てるえ)
作家、家庭問題カウンセラー、NPO法人M-STEP理事長。1964年生まれ。離婚・再婚経験を生かし97年にシングルマザーのための情報サイト「母子家庭共和国」を立ち上げる。家庭問題カウンセラーとして雑誌やテレビなどで活躍。著書に『シングルマザー生活便利帳』(太郎次郎社エディタス)、『子連れ離婚を考えたときに読む本』(日本実業出版)など。

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