【厳選】ママスマ編集部 おすすめ書籍を紹介
新たな生活に踏み出したシングルマザーの私たち。しかし、足元を見ればお金、教育、仕事、養育費などなど、不安と悩みは尽きません。それらの悩みに対し各方面の専門家、そして先輩たちが、書籍を通してたくさんの知恵を提供してくれています。ママスマ編集部では、そんな知恵とアドバイスの詰まった書籍を厳選、内容を抜粋して紹介してまいります。
目次
相談1:ほかの子に比べてわが子の成長が遅いのでは?と心配
健診で問題がなければ心配する必要はないでしょう
ついついほかの赤ちゃんと比べて、わが子の成長が遅いのではないかと心配するのはとてもよくわかります。ただ、どの月齢でも成長には個人差があります。
赤ちゃんそれぞれの個性でもあるので、基本的には健診で問題がなければ心配する必要はありません。しかし毎日接しているママの視点は最も重要です。どうしても気になる場合は、かかりつけの小児科に相談したり、小児科の電話健康相談に連絡したりしてみましょう。自己判断ではなく、専門家にきちんとした回答をもらうと、ママの不安も解消されるでしょう。
相談2:母乳がなかなか出ず、罪悪感が……
ミルクも栄養は申し分なし!何よりママが笑顔でいることが一番
母乳かミルクかについてはさまざまな意見があると思いますが、いちばん大切なのはママが笑顔でいることだと思います。赤ちゃんへの栄養分としてはミルクでも問題ないので、罪悪感を感じる必要はまったくありません。鉄分などに至ってはミルクのほうがよいことも。
ママが思い悩んでいるほうが赤ちゃんにとってもよくないので、どうしても気になる人は出産した産科の助産師や保健師、母乳相談などを利用しましょう。
相談3:ワンオペ育児がとにかくツライ!
ひとりだけで育児は厳しい!社会資源を活用しましょう
ママひとりだけで赤ちゃんを育てるのは非常に困難です。家族のサポートがなかなか受けづらい場合は、社会資源(25ページ参照)を活用して助けを借りましょう。ベビーシッターやファミリーサポート、一時保育などの登録をしておくと負担が少ないです。
また、つらいと思ったときは、住んでいる自治体に相談して保健師さんを紹介してもらいましょう。現状を飾ることなく伝え、いっしょに方法を考えてもらいましょう。
相談4:産後、ずっとだるいんです……
産後は体のダメージが大きい。ひとりで全部やらないで
出産は思った以上に体のダメージが大きいもの。産後だるいのは当然なんです!特に産後1~2カ月の間は、家族などのサポートを受けて、できればママは赤ちゃんの最低限のお世話以外は何もせず、しっかり心身を休めてほしい時期。
ただ、家族のサポートがなかなか受けられる状況にない人は、自治体に連絡して相談しましょう。また、一時保育やベビーシッターなどを利用してママの体を休めて。育児や家事はひとりでやるものではありません。まわりに助けを求めて、自分ひとりで全部やろうと思わないようにしましょう。
相談5:下の子が産まれてから上の子がうとましい
自分に余裕がないことを正直に伝えましょう
産後はホルモンバランスがくずれ、体力的にも大変な時期。そんな状態で二人以上の子育てを心穏やかにこなしてくのは至難のわざ。
また、赤ちゃんが産まれることは、上の子にとっても大きなイベントです。うれしい半面、大好きなママやパパが赤ちゃんに時間をとられることで、一時的に精神不安定な状態に。結果、注意をひきたくてわざと悪さをしてしまうことも。これは、大好きなママに自分を見てほしいという、上の子からのサインかもしれません。
もし、“手がかかる” “大変な存在”と思うのであれば、ママに余裕がないことをわかる範囲で説明することや、きちんと謝ることも大切。また、いっしょに赤ちゃんのお世話をしたり、言葉で“大好きだよ”と伝えてあげるようにしましょう。
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監修:小野陽子
産婦人科専門医、日本女性心身医学会認定医、女性医学会専門医。岩手医科大学医学部卒業。聖路加国際病院女性総合診療部をへて、東邦大学医療センター大森病院心療内科、対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座に勤務。体と心の両面から女性の健康を支えている。3人の男の子のママでもある。