【厳選】ママスマ編集部 おすすめ書籍を紹介
新たな生活に踏み出したシングルマザーの私たち。しかし、足元を見ればお金、教育、仕事、養育費などなど、不安と悩みは尽きません。それらの悩みに対し各方面の専門家、そして先輩たちが、書籍を通してたくさんの知恵を提供してくれています。ママスマ編集部では、そんな知恵とアドバイスの詰まった書籍を厳選、内容を抜粋して紹介してまいります。
日本シングルマザー支援協会の主なプログラム
現在、230社を超えるパートナー企業と、3800名を超える会員で構成されているのが日本シングルマザー支援協会である。自治体とも神奈川県横浜市、神奈川県相模原市と「ひとり親家族包括協定」を締結し、民と官でできることを理解しあったなかで、ひとり親それぞれにあった自立支援を心がけ活動している。
自立支援のプログラムの中身を見ていこう。
①リライフを受けてみよう
②いろんなイベントに参加してみよう
③共感できる仲間をつくろう
④収入アップを考えてみよう
⑤お仕事見学への参加や面接を受けてみよう
⑥不安のない生活を体験しよう
この六つのステップをひとり親コンシェルジュという、当団体が支援者と認定した方に寄り添ってもらいながら進めていきます。
方法をただお伝えするだけではなく、自ら体感してもらいながら進めていく。しっかりと自分の頭で考え、体で感じること。これがないと主体性を持つことができず、失敗したときに「やらされたから」と感じてしまうことにもなる。それはひとり親コンシェルジュを守るためではなく、自立を目指すシングルマザー本人が、失敗すら糧にできるために必要なことである。
全体のシングルマザーの6割に当たる方がこのプログラムの対象者となるとして、対象となる方全てがこのステップで自立を果たすことができたとき、その倍以上の数の子どもたちが子どもの貧困から脱することになる。
こども食堂、無料塾などがあっという間に広まった日本人の優しさを考えると、子どもの貧困の解決を望んでいない人はあまりいないと感じる。子どもの貧困の根本的な課題は親の貧困である。日本シングルマザー支援協会は、これまでも、そしてこれからも親の貧困の課題解決に着目し、活動を進めていくつもりである。
江成道子
1968年東京生まれ。5歳の時に両親が離婚。20歳で中学の同級生と結婚、3人の子供に恵まれるが27歳で離婚。営業関係の仕事で子供を育てながら、再婚するも2度目の離婚。営業関係の仕事で子供を育てながら、再婚するも2度目の離婚。2度の結婚と離婚を通じ、生活が安定した中でシングルマザーを取り巻く様々な問題を考え、一番必要なことは「自立」であり「支援」ではないことに気づく。
2016年シングルマザーサポート株式会社を設立。また、シングルマザー自立のために一般社団法人シングルマザー支援協会を設立、代表理事として現在に至る。2018年2月、全国で初めて横浜市との窓口協定について、斉藤たつや議員と連携し実現。2018年8月号、雑誌「Forbes japan」、日本に影響のある99名に選ばれて掲載される。※画像をクリックするとAmazonに飛びます